筆記試験の教養問題で、文系受験生にとって悩ましい問題が、判断推理と数的処理でしょう。出題数も多く、完全に諦めて切ってしまえば、それこそ不合格確実です。かと言って、高得点を取る事も難しい。満点を取る事は至難の業であり、市役所や地方中級レベルであっても厳しいでしょう。はっきり言って、数的処理と判断推理は、センスがなければ何年学習しても伸びしろはないと思います。そこで割り切って、自分のできそうな分野だけを重点的に学習し、苦手分野は捨てる手段でも良いでしょう。その方が日々の学習でも精神衛生上、望ましいと思います。
そして、数的と判断の取りこぼしを補う手段として、文章理解や知識問題でカバーするのです。法律、政治、経済、世界史、日本史、地理、思想、化学、生物、地学を捨てずに、過去問とテキストをじっくりとやる。専門試験があれば、徹底的に得点源にする。日々、数的と判断に悩まされるなら、この作戦もありかな思います。
しかし、教養試験の知能問題と知識問題が、20問ずつ計40問のような均等配分や専門試験があれば使える手段なのですが、知能問題数が知識問題数を大きく上回ったり、専門試験なしであれば厳しいでしょう。
でも、数的や判断が苦手でも諦めないでください。試験との相性や運、学習法の工夫次第で道は開かれます。追い込みのラストスパート期間ですが、最後の踏ん張りが大きく左右しますので、がんばってください。
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