丸善書店がジュンク堂を吸収合併 - 図書館よりも厳しい書店業界の現実

先日、大日本印刷グループで丸善CHIホールディングス傘下の丸善書店とジュンク堂の合併が発表され、ニュースになりました。どちらも図書館と縁が深く、とりわけ大学図書館や専門図書館を顧客としています。そして、新聞記事によると▼

大日本印刷傘下の中間持ち株会社・丸善CHIホールディングスは12月24日、100%子会社の丸善書店が、同じく100%子会社のジュンク堂書店を来年2月1日付けで吸収合併すると発表した。運営を効率的化し、ブランド戦略など経営施策の施行を迅速化するためとしている。丸善書店を存続会社とする吸収合併方式で、ジュンク堂書店は解散する。合併後、社名は「丸善ジュンク堂書店」に変更する。2014年1月期の通期業績は、丸善書店が売上高213億9400万円、営業利益3億7200万円、純利益2億6900万円ジュンク堂書店が売上高503億1000万円、営業損益が9500万円の赤字、純損益が1億6300万円の赤字だった。<2014.12.24 日本経済新聞>

ジュンク堂の売上高503億1000万円で純損益1億6300万円の赤字、吸収する側の丸善でさえ、売上高213億9400万円で純利益2億6900万円。経費ばかりで利益なんてないに等しい。ちょっと、引いてしまう数字です。これだと、ビジネス・商売としては体裁を成していない状態です。図書館は商売ではないので比較できませんが、書店の方が、はるかに未来が厳しいと突きつけられる数字です。

ちなみに、ホームページのアルバイト求人を見てみましたが、都心の本店や渋谷、池袋の店舗も含め、交通費が出ないんですね。人件費を削減しても利益を出せないのであれば、深刻さも甚だしいと思います。

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