正規雇用までの無駄な遠回りをする、日本貿易振興機構アジア経済研究所図書館の司書求人

 正規の司書採用において厳選する事例が、専門図書館などで時々見かけます。業務内容や給与も自治体や国立大学とほとんど変わらないのに、応募資格がやたら厳しく、さらに契約職員といった非正規雇用で採用され、勤務評価の後、数年後に正規雇用で採用されるという、何ともハードルの高い道程なのです。そんな事例が求人募集されています。千葉県の幕張にある、日本貿易振興機構アジア経済研究所の求人です。内容を簡潔にまとめると以下の通りなのですが・・・。

▼アジア経済研究所・司書採用募集
【情報源】詳細は→アジア経済研究所ホームページ 平成27年6月30日まで掲載予定
開発途上国関連の資料・情報を扱う図書館業務に関心がある方。3年の任期付き採用であり、2年の延長があり得る。任期終了までに業務実績の審査を行い、良好な評価を得られれば、任期終了後に、任期を定めない職員として採用する。
●応募資格: 人文社会科学系修士号以上、又はそれ以上の学歴を有し、地域研究に関心を持ち、ベトナム語に精通していること。司書資格を保有。
●選考方法: 書類審査、筆記試験・教養(図書館・情報学を含む)試験、小論文試験、語学試験(英語)、プレゼンテーション審査、面接試験

 はっきり言ってしまえば、こんな正規採用までのハードルが高い求人を狙うより、自治体や国立大学の司書を目指した方が、苦労が少なくて済むでしょう。自治体や国立大学は、採用されれば即、正規採用ですから。非正規採用を経て正規採用と言うのは、雇用主(採用側)が人件費のコストカット、さらに、使える人材かを見極める機会を設けるための時間的措置なのです(採用側のリスク回避)。これだけの高度な条件を要求する割に、任期付き契約からスタートしなければならないのはバカバカしいでしょう。ただですら司書になるのは大変なのですから、堅実な選択をしていくことが結果につながります。自治体や国立大学の図書館採用を目指して頑張りましょう!

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