海老名市立図書館の指定管理者であり、共同体形式で運営している、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と図書館流通センター(TRC)が、関係を見直す方向で動いているという新聞記事が出た。TRC側から持ち出されたようで、発端はCCCの選書問題やお互いの図書館に対する考え方に大きな違いがあることらしい。
>>TRCの石井昭社長は「図書館に対する考え方で大きな違いがあった」と話す。海老名市立図書館の運営は当面続ける意向だが、将来的には「(運営から)離脱の方向で動く」(石井社長)としている。<日本経済新聞から一部抜粋 2015.10.27>
すでに、ツタヤ図書館に関する事は報道等で大きく書かれているので、今更書かない。TRCの対応だが、そもそも、何を今更、図書館に対する考え方に違いがあると言っているのか?本来なら、準備期間にお互いの意見交換や方向性の確認をするのが筋だろう。離脱、すなわち契約解消するかもしれないと簡単に言っているが、指定管理者が自ら契約解消する事は罪深いことだ。何様のつもりなんだと思ってしまう。後の事も考えてもらいたい。CCCにも問題点は多いが、TRCは、自分たちには都合が悪いから逃げていると思われても仕方ないだろう。結局、民間企業は都合が悪くなれば撤退する恐れがある。指定管理者制度の問題点が浮き彫りになってしまった。
→10月30日、一転して、従来通り、平成31年まで共同事業体として運営する事で決着した。
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