採用方法と雇用形態が偽装された、うさん臭い図書館司書求人への応募はダメ! ナカバヤシ(株)とウーマンスタッフ(株)の怪しい関係

 今回は、図書館求人サイト「Indeed」に掲載されている、採用方法と雇用形態が不自然で怪しい求人を見つけたので、記事にしました。詳細はというと、神奈川県大和市学習センター図書室の委託業務を受託した、派遣会社のウーマンスタッフ(株)が募集している図書館司書求人です。求人内容は、以下の通りになります。簡潔にするため、内容の一部を省略しています。平成28年8月1日現在。

ウーマンスタッフ株式会社 神奈川県大和市学習センター図書室でのチーフ・サブチーフ募集
○アピールポイント: 雇用主は、図書館業務の大手アウトソーシング会社「ナカバヤシ株式会社」でパート雇用となります。
○業務内容
・書架整理業務及びスタッフマネジメントなども含めたチーフ・サブチーフ業務
・図書室のカウンター業務
○給料: 19~23万円
○勤務日/時間: 週5日、実働7~8時間
○勤務期間: 8月下旬~長期 ※3か月更新
○応募資格: 図書館司書資格+公共図書館過去5年以内で3年以上の勤務経験
※こちらのお仕事に就いて頂くには、ウーマンスタッフにスタッフ登録をお願いします。

 この求人内容で怪しいのは、派遣会社のウーマンスタッフが募集している求人なのに、アピールポイントとして、「雇用主はナカバヤシでパート雇用になります」と記載されている点です。更に、ナカバヤシが雇用主と言っているのに、応募の際、ウーマンスタッフにスタッフ登録を求めている点も同様です。    
 これは、明らかにおかしいでしょう。本来、雇用主がナカバヤシならば、ナカバヤシが自社のホームページ上で募集をして採用するのが当然です。それを、雇用主でもないウーマンスタッフが代理で採用することなど、ありえない話です。だって、採用者と雇用主が違うなんてありえるの?これだと、ウーマンスタッフ⇒ナカバヤシ⇒大和市学習センター図書室という、違法な二重派遣と誤解される恐れもあります。ちなみに、ナカバヤシとウーマンスタッフはグループ企業同士なので、その辺りに、何か起因する事情があるのかもしれません。
 求職者にとって、こうした採用方法と雇用形態が矛盾する内容は、決して望ましい事ではありません。会社側のよくわからない都合で、振り回される恐れがあります。この求人も含め、こうした類事例には、応募をしてはいけません。

 通常、スタッフの採用・雇用形態は、次の3通りしかありえません。

1. 図書館が直接採用し雇用する
2. 委託や指定管理の場合、受託した業者が採用し雇用する
3. 派遣契約の場合、受託した派遣会社が採用し雇用する

 委託、指定管理、派遣の場合、採用や雇用に関しては、受託した会社が採用し雇用主になるので、2社以上が関わることは、通常ありえません。今回の場合、ウーマンスタッフのホームページ上で募集している求人なのに、唐突にナカバヤシが登場して、雇用主だと言っている事が意味不明なのです。こういう、人材の採用を不自然な形で行う業者は、胡散臭い会社だと言えるでしょう。今のところ、他社では、こうした事例は確認していませんので、今後、こうした内容の求人を見つけたら、応募はNGです。

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