司書の専門試験問題(過去問)とテキスト◆公務員試験対策はこれで大丈夫!

今回は、市販の過去問題集がない、司書・専門試験の過去問情報と学習用推薦図書を整理してまとめてみました。以前にも一度上げた内容ですが、改めて整理し、数年分を集約しました。

直近4年間の情報が中心ですので、鮮度が高く参考になるはずです。これらの過去問情報から、出題される法律、用語を確認することで効率的に学習することができます。過去問は、どの範囲から出題されるかを知る手掛かりとなります。今回の記事内容の情報を把握し学習すれば、一次試験通過ラインに必要な得点(7~8割位)を獲得するための知識を習得できます。

○過去問リンク集
公式サイトで公開されている過去問です。一定期間が経過するとリンクが切れる可能性があるため、印刷して保存することをおすすめします。









○過去問
受験した知人より提供頂いた情報を基にキーワード形式に再現しました。問題の持ち帰りができないため、記憶によるものです。そのため、実際の問題とは多少のズレがあるかもしれませんが、その辺はご容赦ください。地方中級の問題は、千葉県、埼玉県、横浜市の過去問ですが、9月第4日曜実施の地方中級職の問題は、おそらく、全国共通問題として使用されていると推測されます。地方上級の問題は、徳島県と大分県のものです。6月第4日曜実施の地方上級職の問題は、各自治体ごとに作成された問題と推測されます。いずれにしても、出題範囲は類似しています。

【平成28年9月・地方中級[千葉県]】
○生涯学習概論
1 生涯学習に関連する用語
・生涯学習振興法、生涯学習推進センター、生涯学習振興行政、生涯学習政策局、生涯学習審議会
2 社会教育法
・第三章 社会教育関係団体(国及び地方公共団体との関係)
第十二条 国及び地方公共団体は、社会教育関係団体に対し、いかなる方法によっても、不当に統制的支配を及ぼし、又はその事業に干渉を加えてはならない。
○図書館学概論(図書館制度を含む)
3 障害者の権利に関する条約 第2条 定義の一部
・「言語」とは、音声言語及び手話その他の形態の非音声言語をいう。
・「合理的配慮」とは、障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整
4 図書館の自由に関する宣言の一部
・第3 図書館は利用者の秘密を守る
・第4 図書館はすべての検閲に反対する
5 大学図書館関連事業
・国立情報学研究所の学術情報ネットワーク・SINET
6 専門図書館
・防災専門図書館、東書文庫、あすなろ図書館、民音音楽博物館ライブラリー
7 図書館海援隊に参加する図書館の課題解決支援サービス
・鳥取県立図書館、大分県立図書館
8 学校図書館法 第6条 学校司書
9.図書館と関連のある組織
・書店、取次、教育委員会、地方議会、マスコミ、各種団体
10 図書館の児童サービスや読書推進への取り組み
・ペープサート、パネルシアター、ビブリオバトル、ワークショップ
○図書館経営論
11 設備
・積層書庫、キャレル、ブラウジングコーナー、自動貸出機、BDS(ブックディテクション)
12 外部委託
・PFI、指定管理者制度、市場化テスト
○図書館サービス論・情報サービス論
13 レファレンスサービス
・利用案内、バーチャルレファレンス
14 利用者の質問
・即答質問、調査質問、探索質問、事実調査質問
15 コンテンツサービス
16 国会図書館のレファレンス協同データベース
17 障害者サービス
・プライベートサービス(図書、墨字資料を利用者の希望に応じて点訳、音訳、拡大写本を行うサービス)
18 有料データベース
・聞蔵2、ジャパンナレッジ、J-Dream3、Web-OYA Bunko
19 政府刊行物(白書)
20 国勢調査、国民経済計算、国民生活基礎調査について
21 精度、再現率の計算問題
22 ベン図から正しい論理演算式を選ぶ
○図書館情報資源論
23 コンコーダンス、アルマナック、シソーラスの意味
24 資料収集
・制限的要求論(住民の要求に応えることを原則にしつつ、公共機関として維持すべき一定の質的基準があることを前提とする)
25 電子コンテンツ
・ボーンデジタル、電子書籍の出版状況、タブレットを貸し出す公共図書館数の傾向、青空文庫
26 2014年度の出版点数(約80000点)と返本率(約40%)
27 和装本の正しい読み
・巻子本、畳物、折本、大和綴じ
28 WWW(World Wide Web)について
29 何世紀の出来事か
・グーテンベルクが活版印刷を発明、インキュナブラの刊行⇒15世紀
・アメリカとイギリスに公共図書館が設立⇒19世紀
30 以下の著作物でないものを選ぶ
・舞踊、地図、プログラム、時事ニュース
○情報資源組織論
31 英語で書かれた日本史事典の分類記号
32 純粋記号法(DDC、NDC)
33 請求記号、分類記号、図書記号について
34 基本件名標目表4版における、UF、SA、SN、→の意味
35 標題紙と奥付を見て書誌情報を読み取る
・タイトル、タイトル関連情報、編集者、出版年
36 書誌情報から出版地を判断する
37 形態フィールドで異なる種類のページ付けの記述文法
38 RDA
・AACR2の後継規則、LCやBLでは既に採用している
○児童サービス論
39 石井桃子「みんなの図書館」
40 各種児童サービス
・ブックスタート、ブックトーク、アニマシオン、読み聞かせ、お話し会

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【平成27年9月・地方中級[埼玉県]】
○生涯学習概論
1. 文部科学省の生涯学習・社会教育振興施策
2. 生涯学習・社会教育施設(生涯学習センター、公民館、公立博物館、学校のスポーツ施設、児童館の各特徴)
○図書館概論
3. 日本点字図書館の活動内容
4. 各種図書館(医学図書館、刑務所図書館、矯正図書館、議会図書館、法務図書館の各特徴)
5. 図書館情報学の関連領域(情報理論、データマイニング、計量書誌学、引用文献分析の各特徴)
6. 図書館関連の職業(アーキビスト、サーチャー、認定司書、サブジェクトライブラリアン、メディアスペシャリストの各特徴)
7. 学校図書館に関する基準、法律、宣言の内容(学校図書館図書標準、子どもの読書活動推進に関する法律、文字活字文化振興法、学校図書館法、ユネスコの学校図書館宣言)
8. 図書館史における人物の功績(田中稲城、スパッフォード、パニッツィ、ノーデ)
○図書館経営論
9. 図書館協議会
10. 図書館の危機管理⇒「図書館の設置および運営上の望ましい基準」総則.六 危機管理
11. 指定管理者制度⇒条例で定める、受託者の定期的な報告義務
○図書館サービス論
12. 図書館協力(OCLC、外国雑誌センター、NACSIS-ILL、カーリルの各特徴)
13. 「図書館の設置および運営上の望ましい基準」で、市町村図書館の図書館サービスの内容
14. 公立図書館の課題解決支援サービス
15. レファレンスサービス、デジタルレファレンス、レファレンスインタビュー、レフェラルサービス、カレントアウェアネスサービス
16. 著作権と図書館サービス(著作権法36,37条)
17. 全国の図書館有志による活動(図書館海援隊など)
○情報サービス論
18. レファレンスブック(暦日大鑑、新編国歌大観、児童文学書全情報)
19. レファレンスブック(大正ニュース事典、国史大事典、世界人名辞典)
20. ディスカバリーサービス
21. 総合目録を選ぶ問題 (CiNii Books、選定図書総目録、Books or jp)
22. 国会図書館の電子サービス(近代デジタルライブラリー、れきおん、WARP)
23. 再現率と精度を計算する問題
24. トランケーションや前方一致に関する検索式の問題
○図書館情報資源概論
25. ルーズリーフ資料
26. ISSN
27. 酸性紙
28. プレプリント
29. 円盤レコード、カセットテープ、ビデオフィルム、CD/CD-ROM、ブルーレイディスクの各特徴
30. ルータ、TCP/IP、スイッチングハブ、Wi-fiの各特徴
○情報資源組織論
31. 和書の標題紙を見てシリーズ名、責任表示、タイトル関連情報を判断する問題
32. ある改訂版の奥付に表記された出版年から、記述する正しい出版年を選択する
(例)1980年1月初版、1985年1月改訂版、1995年1月改訂3版、1998年1月改訂3版2刷 ⇒書誌に記述するのはどれか?
33. FRBR、RDA、CIP、VIAF
34. ISBD、SIST、UNIMARC、DRM、Z39.50
35. NDCの分類体系はデューイ十進分類法を採用し、排列は展開分類法を採用している
36. 純粋記号法、混合記号法、分析合成型、デューイ十進分類法、コロン分類法
37. NDC9版0類の分類
38. 事前結合索引、分類標目、件名標目
○児童サービス論
39. 物語、民話、漫画、伝記、ルポルタージュの各ジャンルに複数の作品が書かれていて、全て正しい選択肢を選ぶ
・「サザエさん」「どろろ」「のらくろ」「花よりも花の如く」漫画 という選択肢があったそうです
40. しかけ絵本、LLブック絵本、マルチメディアDAISY、ペープサートの各特徴

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【平成26年9月・地方中級[横浜市]】
1 生涯学習の歴史
2 社会教育法
3 図書館法
4 ユネスコ公共図書館宣言
5 文字・活字文化振興法
6 図書館の権利宣言
7 図書館関連団体が発行する雑誌
8 マザラン図書館
9 イギリスの公共図書館
10 全国書誌、選択書誌、販売書誌、人物書誌
11 デイジー
12 サピエ
13 世界名著大事典と人物レファレンス事典の特徴
14 デジタルレファレンス
15 カレントアウェアネスサービス
16 精度と再現率
17 論理和、論理積
18 メガ、ギガ、テラの容量順の並び替え
19 MARC21
20 メタデータ
21 目録の階層関係における総合タイトルの意味
22 翻訳図書の分類記号
23 図書記号の意味
24 交差分類
25 BSH(NT、BT、RT)
26 標目の意味
27 国立情報学研究所(NII)の学術コンテンツサービス(CiNii、JAIRO、NII-DBR、NII-REO)
28 閲覧、貸出、団体貸出、返却、予約のそれぞれの意味
27 見計らい、スタンディングオーダー
28 電子書籍は再販制が適用されない
29 2012年の書籍の売上高と新刊販売数
30 貸出密度
31 蔵書回転率
32 多文化サービス
33 ヤングアダルトサービス
34 石井桃子の「子どもの図書館」
35 ブックスタート
36 「市民の図書館」における児童サービス

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【平成28年6月・地方上級[徳島県]】
1 図書館法 第3条,7条
2 学校図書館法 第2条
3 ユネスコ公共図書館宣言
4 図書館の設置及び運営の望ましい基準
5 蔵書回転率と貸出密度
6 見計らい
7 ISBN
8 ビジネス支援サービス
9 ヤングアダルトサービス
10 ウェブアクセシビリティー
11 ハイブリッドライブラリー
12 辞書と事典の違い
13 抄録
14 日本統計年鑑,日本の統計
15 WEB-OYA
16 人物書誌索引
17 ウィキペディア
18 聞蔵2
19 雑誌記事索引
20 レファレンスサービスの人的援助と質問回答サービス
21 レファレンスコレクション
22 データベース・ディストリビュータ
23 国会図書館のサービス(NDL-OPAC, レファ協, リサーチナビ)
24 Google(クローラー, フレーズ検索)
25 FRBR
26 更新資料,セットもの,電子ジャーナル
27 図書の責任表示(役割の異なる責任表示の記述法)
28 UDC
29 標目
30 朝の読書運動

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【平成27年6月・地方上級[徳島県]】
1 「生涯学習の理念」が明記された法律名と年 ⇒教育基本法、2006年
・IFLA(国際図書館連盟)の歴史について
2 科学技術振興機構(JST)のデータベースサービスと内容
・J-STEAGE, J-GROBAL, J-STORE
3 株式会社ジー・サーチのデータベースサービスと内容
・J-DREAM Ⅲ
4 国立情報学研究所(NII)のデータベースサービスと内容
・CiNii-Books, CiNii-Articles, CiNii-Dissertations, JAIRO, NACSIS-DBR, NII-REO
5 国立国会図書館(NDL)のデータベースサービスと内容
・国立国会図書館サーチ, NDL-OPAC, 近代デジタルライブラリー, リサーチナビ, 日本法令索引, レファレンス共同データベース
6 ラーニングコモンズについての内容
7 パスファインダーの意味
8 医療情報サービス ⇒コーナーの設置や闘病記の展示などの事例
9 指定管理者制度について ⇒「受託者は民間企業が多い」という選択肢が正解だったようです。他には、「県立図書館では導入事例がない」という選択肢があったそうですが、岩手、山梨、愛知、岡山の県立図書館で事例ありなので×。
10 著作権法第2条1の空欄補充 ⇒「感情」と「創作的」の部分が空欄だったとのこと
11 中小レポートについて 1963
12 図書館の自由に関する宣言 1954,1979
13 図書館員の倫理綱領 1980
14 子どもの読書活動の推進に関する法律(子ども読書活動推進法) 2001
15 学校図書館法 第6条・学校司書
16 国会図書館の図書館向けデジタル化資料送信サービス ⇒頻繁に出題されている情報あり。
17 「私たちの図書館宣言」を宣言した団体は? ⇒図書館友の会
18 館種による図書館を所管する省庁/部局
・公共図書館 文部科学省生涯学習政策局社会教育課
・大学図書館 文部科学省研究振興局
・学校図書館 文部科学省初等中等教育局児童生徒課
・点字図書館 厚生労働省

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【平成26年6月・地方上級[大分県]】
1 ポール・ラングランの功績
2 図書館法(私立図書館に交付金は不可)
3 図書館の自由に関する宣言
4 図書館員の倫理綱領
5 図書館の五原則
6 ALAの図書館に関する権利宣言
7 ユネスコの公共図書館宣言
8 書架分類と書誌分類
9 図書記号(受入順、年代順、著者記号表)
10 メタデータ
11 和装本の種類
12 小口印の特徴
13 PFI、指定管理者制度、市場化テスト
14 レフェラルサービス
15 SDIサービス
16 紹介案内サービス
17 レファレンスインタビューの手法と注意点
18 返却の督促対応
19 出版事業(書店、コンビニ、ネット)
20 ハイブリッドライブラリー
21 国際アンデルセン賞

○推薦図書(テキスト)
必ず購入しておきたい推薦図書です。過去問を参考に学習してください。司書もん、用語辞典、基礎資料は3種の神器です。

図書館職員採用試験 対策問題集 司書もん【第1巻】

図書館職員採用試験 対策問題集 司書もん【第2巻】

図書館職員採用試験 対策問題集 司書もん【第3巻】

図書館情報学用語辞典 第4版

図書館情報学基礎資料

更に日本図書館協会から発行されている「JLA図書館情報学テキストシリーズ」、樹村房から発行されている「現代図書館情報学シリーズ」での学習をオススメします。内容が充実し編集も丁寧で理解しやすいです。

【日本図書館協会のテキストシリーズ】
図書館員のための生涯学習概論 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3 別巻)

図書館概論 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-1)

情報サービス演習 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-7)

図書館情報資源概論 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-8)

情報資源組織論 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-9)

情報資源組織演習 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-10)

児童サービス論 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-6)

図書・図書館史 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-11)

【樹村房のテキストシリーズ】
改訂 情報サービス演習 (現代図書館情報学シリーズ7)

改訂 情報資源組織論 (現代図書館情報学シリーズ9)

改訂 情報資源組織演習 (現代図書館情報学シリーズ10)

図書館制度・経営論 (現代図書館情報学シリーズ)

以上の過去問情報と推薦図書があれば十分です。最低3回は反復しましょう。1~2回程度ですと準備不足です。試験本番で成果が出ることを祈っております。

この記事へのコメント

  • 管理人

    過去問の活用方法は、問題が解けた、解けないではなく、テキストで解答を探すことでもありません。答え合わせをするのではなく、問題文や選択肢に書かれている、図書館に関連する用語(キーワード)や表現を抽出してください。それらから、出題されやすい用語やジャンルがわかります。

    抽出した用語をテキストの索引を頼りに探せば、詳細な内容がわかります。結果として、これが答え合わせ的なものになりますが、何よりも、出題情報を獲得することが重要なのです。もちろん、過去問だけでは足りませんが、出題頻度の高い用語はわかるので、貴重な情報源となります。あとは、テキストや用語集を何度も反復学習をすることです。


    >さとみさん
    >
    >はじめまして。
    >司書の採用試験にチャレンジしようと思っています。
    >過去問を印刷したのですが、答え合わせはどうやって行ったらいいのでしょう。テキストを参考にして答えを見つけるのがベストでしょうか?
    >アドバイスがありましたら、教えてください
    2017年06月07日 22:04
  • さとみ

    はじめまして。
    司書の採用試験にチャレンジしようと思っています。
    過去問を印刷したのですが、答え合わせはどうやって行ったらいいのでしょう。テキストを参考にして答えを見つけるのがベストでしょうか?
    アドバイスがありましたら、教えてください
    2017年06月07日 15:43
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