国立大学法人(独法、大学共同機関法人、高専も含め)の1次試験合格発表後に行われる、採用説明会および2次試験(面接)は、迅速な対応と第一志望として必ず入職する意志のある事が、合格のカギとなります。
○合格発表は、すぐに確認をする。
合格発表後、すぐに面接受付を電話やメールで行う場合があります。少ない採用枠に応募が殺到することが予想されるため、先着順で定員を設けることもあります。発表直後はネット回線が混むかもしれませんが、何度もアクセスして、できる限り早く確認してください。
○面接予約は、最も早い申込方法で行う。
面接予約は、できる限り早い対応をしてください。例えば、以下のいずれかの方法で予約する場合、最も早い日時で予約ができる手段を選ぶべきです。早ければ早いほど、印象が良くなります。
(一例)
・電話 7月25日~
・採用説明会会場にて 7月29日
・メール 7月30日~
この場合、7月25日に電話で予約するのが、最もベストです。
○採用説明会は、必ず参加する。できれば、1回目に参加する。
面接予約の多くが、採用説明会で行われます。整理券を配布する場合もありますので、早めに会場に着きましょう。各機関ごとの説明会が複数回ある場合、1回目に参加すれば優遇されやすいです。志望意志が強いと見なされます。2回目以降の参加は、志望意志が弱いと見なされる可能性があります。また、説明会に行かない事は論外です。その時点でゲームオーバーです。
○地方自治体(地方公務員)との併願者は、採用側に敬遠されやすい。
多くの受験生は、国立大学の他にも、地方自治体の採用試験を受験しています。そうなると、日程的に被ってしまったり、9月以降の試験を受験するか悩む事態も想定されます。国立大学でも、自治体でも、受験生の併願状況を注視して気にしています。もし辞退されると、採用に影響するからです。「合否がわかってから決めます」とか、「それまで待ってください」などの理由は通用しませんので、ご注意ください。国立大学から内定が出たら、すぐに承諾し入職の手続きを取ってください。もし、地方自治体の方を希望したり、未練がある場合は、内定を辞退するべきです。
○こういう人が採用されやすい
・迅速で早めの対応をする人。
・第1回目の説明会に参加する人。
・面接では、第一志望である事を全面的にアピールする人。
・既卒の場合、すぐに入職して業務に就ける人。
・今後、地方自治体(地方公務員)を受験する意志がない人。
・地方自治体(地方公務員)を併願している場合、国立大学を優先する人。
とにかく、採用する側としては、確実に入職してくれる人を優遇します。地方自治体(地方公務員)を併願している人や第一志望ではなさそうな人は、どんなに高学歴でも、筆記試験の点数が高くても、面接の評価が高い人でも採用されません。内定を出しても、辞退されるリスクが大きいからです。
改めて、以下のことに注意して挑んでください。
・合格発表当日は、公表後、すぐに確認する。
・面接や個別説明会の応募は、最も早い日時で行う方法で応募する。
・全体の採用説明会や大学の個別説明会に必ず参加する。
・面接の際、第一志望であることをアピールする。
・面接の際、併願状況の説明には十分配慮し、辞退しない意志を伝える。
のんびりしている人や、意志が弱い人は相手にされません。少ない採用枠ですから、上記の事を実行するのは、最低限必要な事です。また、国立大学の一次試験合格者の名簿登録有効期間は、1年間ありますので、一度不採用になっても、粘り強く挑戦してください。一人でも多くの方が採用される事を願っております。
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