国立大学法人職員採用試験(図書系)の結果【令和元年度】

令和元年度に実施された、国立大学法人(図書系)採用試験を簡単に総括します。

下記に地区ごとの一次試験結果、採用予定大学、採用予定人数をまとめました。受験者数は非公開で、申込者数に対しての合格者数で倍率が公開されています。欠席者数が含まれていないため、実際の倍率は公開されている数字よりも若干下がります。二次試験以降の結果は、非公表のため不明です。また、当初は採用予定がなくても、一次試験合格者名簿の中から個別に面接試験をして採用することもあります。

【北海道】
○申込者数 36人⇒ 一次合格数 13人
○倍率 2.7倍
○採用予定大学
北海道大2、北海道教育1

【東北】
○申込者数 27人⇒ 一次合格数 10人
○倍率 2.7倍
○採用予定大学
東北大1

【関東】
○申込者数 169人⇒ 一次合格数 42人
○倍率 4.0倍
○採用予定大学
千葉大1、東京大5、東京工業大1、東京学芸大1、お茶の水女子大1、新潟大1、信州大1

【東海・北陸】
○申込者数 64人⇒ 一次合格数 22人
○倍率 2.9倍
○採用予定大学
金沢大1、岐阜大1、名古屋大2

【近畿】
○申込者数 90人⇒ 一次合格数 25人
○倍率 3.6倍
○採用予定大学
京都大1、神戸大1

【中国・四国】
○申込者数 36人⇒ 一次合格数 13人
○倍率 2.7倍
○採用予定大学
岡山大1、鳥取大1、弓削商船高専1

【九州】
○申込者数 54人⇒ 一次合格数 16人
○倍率 3.4倍
○採用予定大学
九州大2、熊本大1

ここ数年、各地区とも採用数は少なく、就職氷河期と言えます。地域の中核となる旧帝大も1~2名の厳選採用となっており、厳しい状況です。国立大学法人の図書系に関しては、今後もこうした状況が続く可能性が高く、確実に就職するという視点で考えれば、自治体の司書や行政事務職へも目を向け準備しておく必要があります。国立大学だけに絞るのは、リスクが高いと言えます。一次試験の合格倍率自体は、それほど高くありません。1年間有効の一次試験合格者名簿に登録されれば、今後の欠員状況などにより、わずかな可能性が残されます。最低でも、この段階までは到達できるようにしてください。

この記事へのコメント

スポンサードリンク