2021年2月現在、東京都立高校の学校図書館は、全体の3分の2程度が業務委託での運営となっている。だが、近年は一部の高校で受託事業者の契約不履行があり問題となっていた。落札したものの、人材を確保できないことが主な理由である。現状では、落札だけを目的にし、人材は法令上の最低時給レベルで募集して雇用するという愚策が横行している。業者にとって、肝心の運営の方は興味がないのだ。全て現場任せという有様である。
そうした中、2021年2月5日、東京都教育委員会の公式サイトに直接雇用の募集案内が掲載された。任期制の会計年度任用職員だが、直接雇用へ舵を切っていく気配が見える。まだ、一部の高校だが、今後は更に増えていくかもしれない。現在、委託している業者との契約が数年残されている高校も多くあるため、それらの更新時にどうなるか注視していきたい。今回の募集に関しては、残念ながら毎年度更新の非正規雇用で最長5年までの契約だが、民間委託に比べれば幾分はマシである。今後は、公務員試験を通して正規採用して頂きたい。
概要は下記の通りである。
令和3年度 都立学校図書館専門員(会計年度任用職員)募集案内
1 採用する職及び採用予定者数
都立学校図書館専門員 20名(各校2名)
都立学校図書館専門員 20名(各校2名)
2 勤務場所
都立高等学校10校
3 職務内容
都立学校図書館における閲覧・貸出等の各種管理業務、図書館活用の支援等
都立高等学校10校
3 職務内容
都立学校図書館における閲覧・貸出等の各種管理業務、図書館活用の支援等
(1)学校図書館の運営管理業務(開館・閉館、貸出・返却、利用者対応等)
(2)図書館資料の管理(資料整理、配架、蔵書点検、修理・補修等)
(3)施設・設備の維持管理(施設環境の維持、図書館管理システムの維持・管理等)
(4)図書館の利用促進(展示、選書・発注・除籍支援、統計調査等)
(5)各種資料作成
(6)その他、校長等から命じられた校務等
4 応募要件
次の(1)から(5)までの要件を全て満たす者。加えて、(6)の要件を満たすことが望ましい。
(2)図書館資料の管理(資料整理、配架、蔵書点検、修理・補修等)
(3)施設・設備の維持管理(施設環境の維持、図書館管理システムの維持・管理等)
(4)図書館の利用促進(展示、選書・発注・除籍支援、統計調査等)
(5)各種資料作成
(6)その他、校長等から命じられた校務等
4 応募要件
次の(1)から(5)までの要件を全て満たす者。加えて、(6)の要件を満たすことが望ましい。
(1)司書又は司書補の資格を有する者
(2)心身ともに健康で、意欲を持って誠実に職務を遂行できる者
(3)パソコン(Excel、Word等)の操作能力を有し、迅速に業務を遂行できる者
(4)職務上知り得た個人情報等の秘密を守れる者(退職後を含む。)
(5)定時制設置校への配属を希望する場合は、夜間勤務が可能である者
(6)学校図書館等において図書類の管理業務に従事した経験がある者
5 任用予定期間
令和3年4月1日から令和4年3月31日まで
(2)心身ともに健康で、意欲を持って誠実に職務を遂行できる者
(3)パソコン(Excel、Word等)の操作能力を有し、迅速に業務を遂行できる者
(4)職務上知り得た個人情報等の秘密を守れる者(退職後を含む。)
(5)定時制設置校への配属を希望する場合は、夜間勤務が可能である者
(6)学校図書館等において図書類の管理業務に従事した経験がある者
5 任用予定期間
令和3年4月1日から令和4年3月31日まで
※任用期間満了後に同一の職務内容の職が設置される場合で、かつ能力実証の結果が良好である場合は、4回を上限として公募によらず再度任用される可能性があります。なお、期間を定めた任用であり、令和4年4月1日以降の任用を保障するものではありません。
●勤務予定高校
竹早高校、墨田川高校、葛西工業高校、西高校、世田谷総合高校、豊島工業高校、小川高校、昭和高校、秋留台高校、赤羽北桜高校
令和3年2月18日(木曜日)必着
【引用】東京都教育委員会公式サイト
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